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Posted by たまりば運営事務局 at

2007年11月01日

立川商工会議所の「本気の創業塾」の感想

今回は、立川商工会議所の「本気の創業塾」の感想を書いてみます。

立川は他の商工会議所よりもセミナーの開始時期が遅く、他のところが間に合わなかったから、立川にしたという方が何人かいらっしゃったようです。


立川のセミナーの特徴は二つ。


一つ目は立川商工会議所のセミナーは、株式会社ビジネスコンサルタントという外部のコンサルタント会社へ完全に委託しているという点。
さすがにコンサルタント会社らしく、内容はすばらしい物がありました。
講師の方もすばらしく、ご自身の経験や他社事例なども含めた、色々な話をしてくれました。
ただ、5日では詳細なところまでは講義できないようで、さわりだけ終わってしまう箇所もあり、是非また講義を受けてみたいと思いました。

配布物も、八王子商工会議所と東京商工会議所の資料が、封筒に入れられて配られるのに対し、立川商工会議所(というか、コンサルタント会社)の資料はきちんとしたバインダーに閉じられて配られる点も良かったです。
このバインダーも講義の一環で、「片手でも簡単に開けられるバインダー」というコンセプトを実現する為、コンサル会社がメーカーに委託発注をしているとの事。
確かに工夫されていて、同じ値段ならこちらを選ぶ人が多いのではないかと思います。


講義の中で何回かグループ内でのディスカッションをするのですが、この際には必ずA2位の「大きな模造紙」が出てきて、この模造紙にマジックでテーマに会った内容を書き込み、ディスカッションをするので、最終的に7枚の模造紙が手元に残り(つまり作成したという事ですが)、これが目に見える形での最終的な成果物になりました。
(もちろん、目に見えない「知識」や「ネットワーク」という成果物も当然あります)

ちなみに、ここで出てきた「マジック」にもこだわりがあるらしく、
・「有害物質」を一切使っていない。
・「紙の裏移り」がしない。
という製品を委託開発したといっていました。
(この製品を開発する際に、今まで発注していた会社から「どうしても一種類だけ有害物質が入ってしまう」と回答があったので、発注先を変えたともいっていました。)

クライアントからの依頼には真摯に対応する事が必要という事でしょうか。



また、講義の中で「パッション(情熱)」や「ミッション(使命)」という事をよく言われていました。
壁にぶつかった時に乗り越えるには、「パッション(情熱)」や「ミッション(使命)」が必要だと言われ、色々な事例をあげられて説明してくれました。
さすがに慣れているのか、説明も上手ですし、何よりも気持ちがとてもこもっているのを強く感じました。



二つ目の特徴として、「ビジネスプランの創出」というテーマに一番力を入れていた気がします。
創業塾の様なセミナーに参加している人は、何かしらやりたい事があってきている人が多いと思うので、ビジネスプランとまではいかなくても、ぼや〜としたイメージは持っているかと思います。
まずは、そのイメージを模造紙に書き、グループ内で発表します。
「これは他でもやったな〜」と思っていたら、発表が終わった後に、次の新しいビジネスプランを考えてもう一度に発表するという講義手法でした。

講師の人いわく、「ビジネスアイデアは1つだと一つだと不安なので、2つ3つ用意しておくとより良い」という事で、今度は本当に新しく考え出すという作業をしました。
最初は「思い浮かばないな〜」と思っていたのですが、少し集中して考えていると、以前ニュースで見て気になっていた事が自分がやりたい事と合致しているんじゃないかと思い、2つ目のビジネスプランに成長しました。

他の人も新しいプランを作り出していて、40分位の時間をさいていたと思いますが、こういう時間を作るという事が非常に大事な事だと痛感しました。

ちなみに、アイデアが良く出る3Bというのがあるらしく
・バス(BUS
・風呂(BATH)
・ベット(BED)
らしいです。


また、アイデアの創出の仕方として「セブンテクニック」という手法を教えて頂きました。
ただ、5日のセミナーではこれに割く時間が僅かしかなく、触りを体験した程度に留まってしまったのがとても残念でした。
(資料はあるので、今度読み返してみたいと思っています。)


あまり新しいアイデアを創出することは「セミナー」に期待していなかったのですが、今回新しく作成した2つ目のアイデアが今では大事なビジネスプランの一翼になった事は大変大きな収穫になったと思います。
今度、時間が出来たらアイデア出しの合宿でもしたいです。


結論としては、立川商工会議所の内容は「ビジネスプラン」という事に関しては3つのセミナーの中でも一番だったと思います。
もし、ビジネスコンサルタントのセミナーがあれば、是非参加したいという気持ちになりましたし、同時に、今後創業した場合には、クライアントにそう思ってもらえる様な成果を出す必要があるという事も認識させられました。


もう一つは、立川商工会議所のセミナーでは商工会議所の事務局の人がほとんど係わっていませんでした。
最初と最後の挨拶の時位ではなかっでしょうか。

私は残念ながら5日目は参加出来なかったのですが、3つの商工会議所の中で唯一、「交流会」の企画の無いセミナーだったと思います。
(立川創業塾のみなさん、5日目の「交流会」は商工会議所の人がセッティングしてないですよね?)
勘違いかもしれませんが、事務局の方のやる気を一番感じなかったセナミーだった気がします。


まあ、内容が素晴らしいので良いのですが、今後創業することを考えるともう少し協力的というか、やる気(サポートの充実度)を見せて頂きたいと・・・。



もし、よかったら色々レスや補足をして頂ければと思います。



次回は、東京商工会議所の感想を書いてみます。



  


  • Posted by 原田 at 22:09Comments(0)経営関連